「今日もいい日を、いい眠りを」

【ゆらぎと眠り】のセラピスト浅沼瞳です。二宮町在住。サインマップ、リズムナンバー、ミントと。心身と数の探究ブログ。

ミツロウは六角形ではありませんでした。

こんばんはー。

先日藤沢に行き、ご家庭で家族のために生はちみつを採っている小菅さんのお宅へ行ってきました。

と言うのも、今期採れたトゥルシーとはちみつを合わせて「トゥルシーはちみつ」を試しに作ってみようと考えていて、それに合わせるはちみつを探しているまっ最中なんです。

そんなさなか、「ふたは」さんで販売しているはちみつが無農薬であったり、家庭で作っているからこそできる手間のかかる作業を見て見たくなり、さらには、みつばちの群れの中にどれだけの時間刺されずいられるのだろうか、うんぬんかんぬん、とにかくいろいろ質問もしてみたくて乗り込んできました。

いざお宅へ着いてみつばちの巣箱に近づいてみると、意外なほどスッと近づいている私がいておどろき。
うちの畑にもみつばちはやってくるのですが、かかんに挑み、みつを採りにきているようすがありますし、ぶーんの音も大音量。
そのみつばちと比べると、せっせと巣箱にみつを届けるのに夢中、巣箱で羽をはばたかせ巣箱の温度を37℃に保つのに夢中。
ヒト(敵)がきたぞ→キケン→刺す、の図式が発生していないんです。
小菅宅のみつばちも、みつを採っている時には、ぶーんの音を大音量にしているのかもしれません。が、蜂は、こちらがイカクしたりすることや、おどろかせてしまうことがなければ刺すことはないんだと、頭の理解ではなく、しいて言えば皮膚にストンとおちてきました。
せっせせっせと生命を羽ばたかせている姿に、ものの数分で心も皮膚もうばわれてしまいした。

もうひとつ、昨日のところてん=「心太」級にじーんときたこと。

小菅さんがミツロウを見せてくれた時に、「ん?なにかが知っているなにかと違う」と感じまして、遠くのほうでその違和感を抱えつつも、みつばち級にミツロウを撮るのに夢中になり、すぐには気づかなかったこと。それは、

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「ん?おや、ミツロウは六角形じゃないぞ」

なんて言ったらいいのでしょうか、イメージ、点と点をつなぎあわせて線をひき、内角が等しい120度の六角形ではないぞ、です。

こう、カーブがまるいですよね。単純に三角形がふたつで六角形になっているつくりではなく、つまり、線をひいたものでも、点を集めたものでもなく、流動しているものを空間に保つためにこうなりました、っていう。
みつばちの羽音や熱、花粉のエネルギーの集り。
平面ではなく、むしろ360度の球体。

六角形にはとてもとても見えなくなってしまいました。

たんじゅんと言えば単純に、単細胞で仕上がっている私の脳みそでは、ほんの数分みつばちとたわむれ、小菅さんの話を聞いたのみでこんなに影響されてしまいました。

もしもはちみつ好きでありながら、まだ養蜂所を見たことがなければ見にいくべしでございます。
話がつきないほどのみつばちの生態系の理解もともなって、目には見えない織り成されている質感、翔んでいる姿、花に吸い付いているときの空との一体感、すべてすべての結晶が、はちみつ。

じーーーん。
パクッ。
じーーーーーん。
パクパクッ。

かけすぎには注意しつつ、確信犯的にかけすぎちゃったりして、これからも味わい、いただきます。

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