「今日もいい日を、いい眠りを」

【ゆらぎと眠り】のセラピスト浅沼瞳です。二宮町在住。サインマップ、リズムナンバー、ミントと。心身と数の探究ブログ。

波と線のリズム

「基準がないと線が描けません」。

私もはじめは「どこに基準をおこうかしら」と思いました。ただ、いくつか試していくうちに、基準を設定するとその基準の範囲内にとどまってしまうことが多々ありましたので、波の線をまず描いてしまうことからはじめてみました。

当初はなにが現れてくるのかが抽象的で違和感がありました。ですが、しばらく観ていると「ボーッとするとき、もしくはボーッとしているとき」が基準になっていて線を描いたんだ、と浮かんできました。

さらに数日続けてみると、基準は毎日、もっというと毎瞬変化していました。そうであればなおさら、極端な実験で毎日同じ基準発信では窮屈で苦しくなってくるんですね。

下の図1は、波の線を描いてから、縦軸、横軸を書き込んだ例です。

最初の線の描き出しを思い返してみて、この日は起きるまでに、しばらくボーッとしていたことを思い出しました。朝のあの、起き上がらなきゃというのもなく、しとしとしたまま横になっていて、心地よかった寝起き前です。そのあと、サインマップのワークを終えた夕方に、プツッと線がとぎれています。ここで「夕寝」をしたことを思い出しました。ですので、ここが「夕方」になりました。

ここまできて、「基準」と「時間」がざっくり把握できたので、縦軸、横軸を書きました。夜の本をめくる「勉強」という名のリラックスタイムも、平坦な波の中には描けない波立ちがあって、それを描きました。コメントはすべてあとからの書き込みです。そのほうが、他人事のようで無関心ではないコメントが出てきます。

図1

もうひとつ下の図は、2回、3回と波の線を描くつもりで一番下の二本線から描きました。

ひとつの波のターンには、一本では描けない波立ちや揺れがあって、それをわかりやすく描こうとしたらぎこちなくなってしまいました。20分ほど時間を置いてスルスルと描いたのが下から2番目、真ん中の線です。そのあと5分、10分して描いたのが一番上の線です。

最初に描いた2本の線と、次に描いた真ん中の線が、最終1本に集約された、リズムある波の線になりました。

図2

こんなふうに、1回でバチッと決めずに、出てくるのを動かしながら待つと、身体と脳内で調整されたものが出てきやすいです。最初からバランスをとろうとろうとしたものではない、意外といえば意外な、いい感じのものが出てきやすいみたいです。かつ、これら3バージョンすべてでひとつになっています。

他の日では、私が思っているよりもずっと気合いで乗り切っていたんだなとか、あんまり落ち込みがなくてつまんないなとか、波の線を描くだけでいろいろ現れてきました。

そうしてなにより、これは、ご自身の「波と線のリズム」を描き、丸ごと体感してみるのがいちばんです。

歩きながら指で空中に描くとかしても、空がキャンバスになって、見えない残像が残ったリズムが描けます。「こうかな、やっぱりこうだな、もうちょっとこう」とか、けっこう熱中していたりします。

波と線のリズムに淡々としたコメントがあると、なにをしたいか、なにをするかが現れてきますし、体験したこと、感情の波立ち、それらの揺れやゆらぎを体感できるので、このワークの後からやってくるスケジュールモードとは別で、「波と線のリズムを描く」。

ぜひ!試してみてください。