4月の光、5月の光

青空を見上げて、雲の運転手さんに私を乗っけてくれませんかーとたずねても、スイーッと流れていくばかり。そうよねー、そうだわっと畑にいそしみました。現実逃避もままならない〈ゆらぎと眠り〉のセラピスト浅沼瞳です。

本日遅ればせながら藍とホーリーバジルを地植えできました。この2年なんとかなってきたので今年もなんとかなるよとのんびり構えて種蒔きをしましたら、4月の中旬から雨がよく降りましたでしょう。通年は、このあたりで芽吹いた葉っぱがひと伸び、ふた伸びしはじめて5月上旬には晴れて地植えできるんです。ですが今年、双葉は出ても小さいまま。急に晴れた5月の光に葉っぱが焼けてしまったんです。くぅーっ。あるんです、やっぱり。許容範囲はありつつ脱線しちゃあいけません。4月の光を浴びた葉はたくましくなって、さらに強くなってくる5月の光に備えてる。備えていると言いますか、葉、茎、根を創っているといいますか。

そんなこんなで、もう都合がいいとしか言えませんが、藍とホーリーバジルに、なんとかなりますようにと、せっせと移植。明日の雨を機会に土に根づいてくれますように。

そう、そしてここ2、3日、こういった一連の植物のサイクルをみて、私たちの身体でも心配していることがございます。これからやってくる盛夏のことでございます。予報では今年は猛暑とのこと。そんな中、今年は3月も中旬から雨が多く、気温も15度を下回る日が続きました。夏に向けて人の身体は、3月～4月～5月と徐々に汗をかきはじめ暑さになじみ、いよいよやってくる夏の暑さに対応できるようになってゆくんです。それが今年は盛夏前の夏日が少なく、ほぼ準備なく、一気に本番！になりそう。バテるどころかガクンと崩れてしまいかねないのでは、と心配中。ですので、せめて6月は夏日の日でも、いきなりエアコンをピッとつけず扇風機で過ごしてみたりしてほしいなあ。もちろん体調と相談しつつ、水分をしっかりとって。日焼けが気になる方も、紫外線対策をしつつ、時々全身で日光をあびないと、顔や手足の紫外線反応が強く出てしまうのだそう。日光を浴びることによって骨を丈夫にするビタミンDやおなじみセロトニン、メラトニンをつくってくれたり、免疫力もついたりと、日光って知らず知らず身体に働きかけてくれてるんです。

予防や未病を防ぐというよりも、植物のように土に根をはり、茎が伸び、葉を広げていくイメージでご自身の身体を「創って」ゆく。じんわり汗をかいて代謝をうながし、夏の身体を創ってみてください。

それでは

今日もいい眠りを＆豊かな創造力を